エクステリア工事でタイルデッキを作ろう！庭のアクセントにおすすめ

 

ご自宅の庭でリラックスしたひとときを過ごしたい場合、「デッキ」を設置することがおすすめです。デッキにはウッドデッキとタイルデッキがあり、近年タイルデッキにも脚光が集まっています。

 

この記事では、タイルデッキの作り方について、エクステリア工事の視点から詳しく解説します。

 

タイルデッキとは

庭に設置するデッキには2つの種類があります。1つは木製で温かな印象のある「ウッドデッキ」、そしてもう1つがタイル素材で作られたタイルデッキです。

 

では、タイルデッキとは具体的にどのようなものでしょうか。タイルデッキはタイルを使って作られるデッキのことを指します。

 

タイルとは

タイルは石や粘土といった素材を高温で焼いた、硬質感のある建築材料です。水に強く、変色も起こらないため、昔から建物や床材などに多く活用されてきました。

 

昭和の浴室にはタイルが多用されていたため、記憶にある方も多いのではないでしょうか。タイルは釉薬（うわぐすり・ゆうやく）を施すことでデザイン性も高くなるため、庭やポーチの整備にも多用されています。

 

エクステリア工事において人気が高い建築材料の1つです。

 

ウッドデッキとの違い

エクステリア工事ではウッドデッキを庭に設置することも多く、デッキの設置時にはタイルデッキとウッドデッキのどちらにすべきか悩む方も多くなっています。

 

では、ウッドデッキとタイルデッキの違いとは、いったいどのようなものでしょうか。

 

ウッドデッキは木製のデッキです。柔らかな木々の印象で仕上がるため、庭との調和にも優れています。木製は劣化しやすく、シロアリの対策を行う必要がありますが、人工木のウッドデッキも多く、腐食しにくいタイプも登場しています。

 

ウッドデッキは滑りにくく、熱を帯びにくいため、庭での活用に最適です。

 

一方のタイルデッキは、タイルで作られているため固く、天然木のウッドデッキのような柔らかな素材感はありません。しかし、硬質の素材なので腐食は起きず、設置すると雑草対策にもなるため人気があります。

 

一度設置すると、耐久性が高いため、ウッドデッキよりメンテナンスも少なくて済み、ストレスフリーなデッキです。

 

タイルは木製と比較すると高熱になりやすいため、直射日光が当たりやすい場所に施工する場合は、日除けもセットで施工するなどの工夫が必要でしょう。

 

エクステリア工事の専門家に相談しながら工事を進めることがおすすめです。

 

タイルデッキはこんな方におすすめ

タイルデッキはどのような方におすすめでしょうか。

デッキ選びのポイントは以下のとおりです。

 

・コスパを優先したいならウッドデッキ
ウッドデッキは天然木や人工木など、幅広い種類が販売されており、エクステリア工事抜きで簡易的に設置できるベンチのようなタイプもあります。そのため、安く仕上げようと思うとお手頃価格で完成させられます。

 

一方のタイルデッキは、ウッドデッキと同面積で比較した場合、工事費用が高くなる傾向にあります。耐久性やメンテナンスコストも踏まえると大きな差異はないともいえますが、簡易的に設置できるウッドデッキ製品と比較すると大きな価格差があります。

 

コスパ優先の場合はウッドデッキの方が施工しやすいでしょう。

 

・耐久性を優先するならタイルデッキ
タイルは非常に丈夫な素材であり、紫外線や雨水の影響も受けにくい素材です。タイルデッキは半永久に保たれるともいわれており、汚れに強いというメリットがあります。耐熱性にも優れているため、バーベキューコンロなどを置いても不安感がありません。

 

庭向けのチェアやテーブルを置いてもぐらつきにくく、テラスとしても活用しやすいため利便性が高いといえるでしょう。

 

広範囲にタイルデッキを施工すると、その部分の下は雑草が生えないため、庭全体の美観を長期的に保ちたい場合は、タイルデッキの施工がおすすめです。

 

タイルデッキの施工費用とは？

エクステリア工事でタイルデッキを施工する場合、費用はどの程度用意する必要があるでしょうか。この章ではタイルデッキの施工費用の相場について、工事内容にも触れながら解説します。

 

タイルデッキの施工費用相場

タイルデッキの施工費用は平米単価で算出されており、1平米あたり約1万5000円から2万円程度とされています。例として、広々とした8平米分のタイルデッキを施工する場合は、約12～16万円程度が相場です。

 

タイルにもいろいろな素材やデザインがあるため、費用は相場より上下することもあります。リビングから接続するようにタイルデッキを施工する場合は、グレーチング工事も必要となるため、別途1平米単価当たり5約万円程度の費用がかかります。

 

タイルデッキとリビングの高さ調整などにも工事費用は発生します。その場合は、一般的に約25～30万円程度の費用が必要とされます。

 

タイルデッキは高熱になりやすい傾向があります。日除けを設ける場合は別途約20～30万円程度の施工費用が発生します。タイルデッキ、日除けと合わせてフェンスやポーチなど、エクステリア全体を整備する場合は約100万円程度の工事費用が発生します。

 

工事費用が高く感じるかもしれませんが、一度にまとめてエクステリア工事をすることがおすすめです。なぜならバラバラに工事を行うよりもデザインに統一感が生まれ、工事費用の日当を抑える効果もあるためです。

 

タイルデッキを庭のアクセントに使うコツ

タイルデッキを施工して、庭のアクセントとして生かすためには、どのような工夫が必要でしょうか。庭のアクセントに使うコツを紹介します。

 

広範囲のタイルデッキで多目的化

庭は植栽やガーデニングを楽しむ際におすすめのスペースですが、雑草や害虫に悩まされる場合もあります。そこで、タイルデッキを広範囲に施工することがおすすめです。

 

タイルは頑丈であり、植木鉢などを置いてもダメージが生じません。洗濯を干すスペースや自転車の管理などにも使えるため、人工芝の状態よりも多目的に活用できます。

 

おしゃれなテラス席を作ろう

ウッドデッキよりも耐久性に優れているタイルデッキは、カフェテーブルの設置にも耐えられます。庭で過ごすひとときをもっとおしゃれに演出したい場合、庭向けの家具類を置けるスペースをタイルデッキで作りましょう。

 

おしゃれなテラス席を自宅に居ながらにして楽しめます。エクステリア工事の専門家に依頼すると、とても素敵なカフェスタイルが完成します。

 

まとめ

この記事では、エクステリア工事でタイルデッキを作る際に、知っておきたい施工費用やウッドデッキとの違いなどを中心に、詳しく解説を行いました。

 

頑丈で汚れにも強いタイルデッキは、ウッドデッキよりも施工費用が高くなることがありますが、メンテナンスフリーで長く愛用できるため、大変便利です。この機会にぜひ施工を検討してみてください。