エクステリア工事で駐車場を整備しよう｜素材や施工時の注意点を紹介

 

住まいに駐車場をプラスするとき、いったいどのような素材を使い、どのような方法で施工すべきか迷うかもしれません。大切な愛車をしっかりと守るためには、駐車場以外の選択肢もあります。

 

そこで、この記事ではエクステリア工事における駐車場整備について、素材や施工時の注意点を紹介します。

 

住まいに駐車場は必要？

皆さんの自宅には、駐車場はありますか？限られた土地の中で少しでも大きく住まいを建築するためには、駐車場はあえて作らないという選択肢も考えられます。

 

特に都市部の場合は地価が高いため、地方都市のように自由に駐車場付きの住まいを建築することは難しく感じるでしょう。では、住まいに駐車場は必要なものでしょうか。

 

結論から言うと、駐車場を作るメリットは十分にあります。主なメリットは以下のとおりです。

 

駐車場を賃貸契約しなくてよい

住まいに駐車場を用意していない状態で、所有している車両がある場合には、月極駐車場などの賃貸駐車場を契約する必要があります。短期間だけ車両を所有している場合は、月極駐車場を契約するほうが施工費用は不要のため安く抑えられます。

 

しかし、長期間の場合は毎月賃料を支払う必要があり、コストが大きくなる可能性があります。

 

乗り降りしやすくなる

住まいの敷地内に駐車場を整備すると、雨や雪も気になりにくくなります。特にお子さまや高齢者の方の乗り降りがある場合、玄関までの動線を整備しやすい敷地内の駐車場を整備することがおすすめです。

 

介護が必要な場合には、駐車場とセットでポーチやスロープを整備することも可能です。

 

盗難にあいにくい

敷地内に駐車場を整備すると、駐車場に車両を放置する必要がなくなるため、盗難にあいにくくなります。特に盗難対象となりやすい人気車種を持っている場合には、自宅内で大切に保管することがおすすめです。

 

駐車場を敷地内に整備するデメリットはある？

エクステリア工事でも人気施工メニューの１つである駐車場整備ですが、施工時に知っておきたいデメリットはあるでしょうか。この章では整備時に知っておきたいデメリットについて解説します。

 

整備できない可能性がある

すでに建ぺい率いっぱいに建物を建設している場合、大がかりな解体工事を経なければ駐車場整備ができない可能性があります。もしも現在新築住宅を検討中の場合には、建設段階から駐車場の設置を見据えた設計がおすすめです。

 

エクステリア工事は外構工事をメインに施工するため、大がかりなリフォームを伴う場合には、別途建物のリフォーム工事を要し、時間がかかる可能性が高くなります。

 

庭が狭くなる

限られた敷地内のスペースを有効に生かして、エクステリア工事をする場合には、庭などのスペースを減らす必要があります。駐車場を優先しようと思うと、どうしても削る場所が出てくるためです。

 

このように、駐車場をエクステリア工事で整備する場合には、知っておきたいデメリットもあります。駐車場の整備には緻密に打ち合わせを重ねる必要もあるため、早くからエクステリア工事の専門家に相談を開始することがおすすめです。

 

駐車場を施工しよう！どのような素材がおすすめ？

駐車場を自宅に整備する場合、床面にあたる素材は好きなものをチョイスできます。ただし、使用する素材によって費用には差が生まれるため注意が必要です。

 

駐車場に使われる素材とは

駐車場は車やバイクを保管しておくスペースのため、地面を安定させられる素材が使われています。主な素材としては、コンクリートが多く、庭やポーチ、玄関周辺などの整備と合わせて新築住宅設計時からコンクリートが舗装されることが一般的です。

 

また、費用が安く、防犯効果もある砂利や、おしゃれなデザインも追求できるタイルやレンガも人気です。庭との調和を目指すために、人工芝が導入されたり、アスファルトで重厚感のある駐車場を目指したりする場合もあります。

 

費用を抑えたいなら砂利がおすすめ

タイヤで踏みしめると音が鳴るものの、防犯につながる効果もあるため、駐車場整備には砂利が使用されることがあります。コンクリート施工の費用と比較すると、おおよそ3分の1程度の費用で工事が完了します。

 

しかし、砂利は隙間から雑草が生えてきてしまったり、車両の重みによって砂利の舗装に凹凸が生まれ、水はけが悪くなったりすることもあります。

 

オーソドックスな駐車場ならコンクリートがベスト

一般的な住まいの駐車場整備には、コンクリートが使用されています。コンクリートは砂利と比較すると施工費用はかかるものの、水はけも強度も良いため人気があります。ポーチなどと合わせて整備すると、印象の良いデザインを追求できるため人気です。

 

デザインの追求ならレンガもおすすめ

デザイン性のあるおしゃれな駐車場を手に入れたい場合には、レンガを使うこともおすすめです。しかし、レンガは駐車を繰り返していると割れてしまう可能性があります。砂利などの素材と併用しながらデザインを追究することもおすすめです。

 

土とコンクリートならどっちがおすすめ？

できればエクステリア工事の費用を安く抑えたいと感じる方のなかには、土による駐車場整備を検討する方もいます。では、土とコンクリートなら、どちらのほうがおすすめでしょうか。結論から言うと、コンクリートによる駐車場整備がおすすめです。

 

土は駐車場向けにしっかりと固めることもできますが、雨や雪に弱いため、すぐに泥状になってしまいます。また、足裏が汚れるため、玄関周辺までが汚れてしまう可能性もあります。

 

カーポートなどのアイテムともマッチしにくいため、コンクリートがおすすめです。

 

駐車場整備には素敵なアイテムも検討を

エクステリア工事で駐車場整備を行う場合、カーポートや車庫の整備を検討することもおすすめです。

 

これらのアイテムは雨などの影響から車両を守る効果があるほか、防犯効果を高めることもできます。特に車庫の場合は、鍵をかけて車両を保管できるため、盗難などを気にせずに暮らせます。

 

まとめ

エクステリア工事では、駐車場整備だけではなく、さまざまなアイデアを提供してくれます。カーポートと庭などの調和も図りながら、素敵な外構デザインに仕上げられます。

 

駐車場が欲しいと思ったら、ぜひ一度エクステリア工事の専門家に相談してみてください。