印象的な玄関まわりを作るコツとは｜エクステリア工事のヒントを紹介

 

外構部分は自宅に住んでいる方だけではなく、近隣の方の目にも留まる箇所のため、できれば素敵な印象に仕上げたいでしょう。そこで、この記事では印象的な玄関まわりを作るコツをテーマに、エクステリア工事のヒントを紹介します。

 

玄関まわりのデザインにはこだわりましょう

住まいを建設する方法には、注文住宅や建売住宅といった方法があります。内装にこだわる方が多く、外構部分については後回しになってしまうことがあるでしょう。

 

予算の関係上、新築時には外構部分の予算は少なく設定している方も少なくありません。しかし、玄関を含む外構まわりは、住まいの鏡ともいえます。いくら内装部分をこだわっても、外構部分が物置状態になっていたら、周囲の方々の目にはどのように映るでしょうか。

 

玄関はパブリックな空間でもあり、できる限りデザインにこだわって整備することがおすすめです。住まいを訪ねる人が、思わず「素敵」と思うようなデザインに、エクステリア工事を通して仕上げてみましょう。

 

玄関デザインはどのような整備をすると良い？

外構部分には庭や勝手口など、整備したくなるポイントがいくつかありますが、住まいの顔となる玄関を中心にとらえ、デザインを検討することがおすすめです。玄関デザインはアプローチ」を整えることを意識して、デザインを行うことがおすすめです。

 

・アプローチとは
敷地外から玄関までの道を、アプローチと呼びます。敷地面積の関係上、アプローチを設けることが難しい住まいもありますが、アプローチを美しく整えることで、玄関まわりの雰囲気も一気に変わります。また、アプローチはデザインだけではなく、防犯性を高める効果もあります。

 

センサーライトの設置などを行うことで、侵入しにくい住まいを作れます。加えて、アプローチ部分は暮らす人の生活を意識して作ることも重要です。住まいによっては基礎工事部分が高く作られているため、玄関付近に段差を作る必要があります。

 

しかし、高齢者や障がいのある方、小さなお子さまにとって段差はストレスとなりやすいでしょう。アプローチをゆるやかな坂として設計することで、階段を減らしたり排除したりできます。

 

門やフェンスも施工を考えよう

玄関まわりの印象を良くするためにはアプローチだけではなく、門やフェンスの施工を検討することもおすすめです、門は住まいを格調高く見せる効果があるほか、防犯力を高める効果もあります。

 

門のなかには、置き配などに対応できるタイプもあるため、製品選びをじっくりと行うことがおすすめです。フェンスは周囲の視線をほどよく遮る効果があります。塀を作ってしまうと閉鎖的な印象に仕上がってしまいますが、フェンスの場合は、視線を遮りつつ風通しも維持できます。

 

玄関まわりのデザインにはどのような素材がおすすめ？

エクステリア工事で玄関まわりを整えるなら、どのような素材を使うと良いでしょうか。この章では素材に焦点を当てて、詳しく解説します。

 

素材は外観の雰囲気に合わせよう

玄関まわりなどの外構部分には、さまざまな種類の素材が活用できます。そのため、いったいどのような素材を使うべきか、迷ってしまうことも多いでしょう。そこで、素材選びは「外観」の雰囲気に合わせることがおすすめです。

 

・和風の住まいの場合
自宅の外観が和風の場合、敷石や竹、植栽などの和風をイメージしたものを使って整えることがおすすめです。駐車場やアプローチの整備にはコンクリートを多用することもありますが、そのほかの部分に和風の素材を使うことで、統一感のある外構デザインに仕上がります。楓や苔といった和風庭園を意識する素材を多用すると、高級感のある邸宅の印象につながります。

 

また、砂利を使ってシックな印象に仕上げたい場合、ただやみくもに砂利を敷き詰めるのではなく、「洗い出し」という手法を使ってデザインすることがおすすめです。コンクリートと砂利を使ったデザインで、エクステリア工事による施工がおすすめされるデザインです。滑り止めの効果もあるほか、見た目にも美しくアプローチなどに使うと良いでしょう。

 

・洋風の住まいの場合
洋風の住まいの場合、おすすめ素材はレンガです。レンガは耐久性があり、色の種類も豊富なためエクステリア工事の定番です。また、タイル素材の多用もおすすめです。アプローチ部分に使ってしまうと滑りやすいため、使用には十分な検討が必要ですが、洋風の住まいを格上げしてくれる効果があります。

 

タイルもレンガと同様に、種類が多種多様に販売されており、色も豊富です。外観とマッチするようものをセレクトすることで、印象にまとまりが生まれます。

 

なお、和風・洋風によっておすすめの素材はあるものの、「この素材は似合わない」というものはありません。上手にデザインすることで、素敵な印象に仕上がります。たとえば、和風の住まいであってもレンガやタイルの素材をマッチさせることはできます。デザインにこだわることで、和モダンな印象に仕上がるでしょう。

 

エクステリア工事を依頼する際の注意点とは

エクステリア工事で玄関まわりを施工する際には、知っておきたい注意点があります。この章では工事における注意点を2つ紹介します。

 

予算を決めておくこと

エクステリア工事ではさまざまな種類の工事の施工が可能です。こだわりを尽くすと、それだけ費用はかかります。「思っていたよりも工事費用が高くなってしまった」というトラブルを避けるためにも、あらかじめエクステリア工事にかける予算を決めておくことがおすすめです。

 

特に新築工事時にエクステリア工事を行う場合、建物本体とは別に費用が発生することを知っておきましょう。

 

おまかせしすぎない

エクステリア工事のデザインは、依頼者側もアイデアや求める施工内容を伝えることがおすすめです。業者側におまかせしすぎてしまうと、「もっとこうしたかった」という不満が残る可能性があります。打ち合わせのなかで、しっかりと自身のイメージを伝えましょう。

 

まとめ

この記事では、エクステリア工事で印象的な玄関まわりを作るコツについて、詳しく解説しました。和風・洋風別におすすめの素材も紹介しましたので、今から工事に臨む方はぜひ参考にしてください。

 

玄関まわりは素敵な印象に仕上げることで、周囲からも憧れられる住まいが完成するでしょう。