ー外構工事でレンガを使用するコツと注意点|費用についても解説ー
家族が長く住まう住宅において、外観は非常に大切な要素です。そして使用する素材と外構のデザインは、おうち全体の雰囲気に影響します。
新築やリフォームの際、もし外構の素材選びで迷ったら、レンガを用いてみるのはいかがでしょう?
レンガはその豊富な色彩や質感、そして形状の多様性により、外国風の洗練されたガーデンや個性的なエクステリアを手軽に実現可能です。
この記事では、外構工事でレンガを使用する際のポイントと注意点、そして費用について解説します。
外構工事にレンガを採用するメリット
レンガを外構工事に使用する一番のメリットは、その優れた遮音性能と断熱効果にあります。またレンガが土を主成分としていることから、単なるフェンスや無機質なコンクリートと比べて環境に優しく、温かみのある仕上がりに。
経年によるレンガ自体の変化にも特別な魅力があり、その素材を長い期間楽しめると共に、メンテナンスが軽減されるという利点もあります。
特に外壁やエントランスのような、頻繁にはリノベーションされない部分へレンガを使用すると、長期間楽しむおうちの雰囲気づくりにうってつけです。レンガにはさまざまな色や性能があり、好みに合わせたデザインへ応用できることも、レンガの大きな魅力の一つです。
ただし、レンガを外構に用いるときには注意点もあります。
レンガはモルタルで固定・設置する必要があり、解体するときは手間がかかります。
また、駐車場にレンガを使用するときは、沈下を防ぐためにコンクリートによる基礎工事が必須です。
そして時間と共に外観が変わるため、割れやヒビが生じたとき、同色のレンガを見つけにくいことも理解しておきましょう。
レンガの種類と適用範囲
レンガはその汎用性とさまざまな形状、そして幅広いデザインがあることから、外構工事で広く採用される素材の一つです。
レンガは主に、窯焼きレンガと自然乾燥レンガの2タイプに分けられます。これらに加え、耐水や耐火などの性質を持つさまざまなレンガが存在し、それぞれニーズによって使い分けられます。その一例をご紹介しましょう。
赤レンガ
「赤レンガ」は外構工事において、花壇の縁取りやエントランス周辺の装飾などによく用いられる、スタンダードなレンガです。
耐久性があり、比較的安価に手に入ります。
耐火レンガ
「耐火レンガ」は、ピザ窯や暖炉づくりに適しています。
ただしバーベキューグリルなど屋外の用途では、劣化防止のために雨水からの保護が必要です。
穴あきレンガ
「穴の開いたレンガ(通称:穴あきレンガ)」は鉄筋を併用することで強度を上げられ、塀などに積み上げて使用されます。
ただし、軽量化を目的に穴が開けられたものもあるので、用途と素材の選定に注意しましょう。
色味の豊富なレンガとその魅力
レンガは、その幅広い色のバリエーションを活かして、異なる敷き方で模様や立体的な画を表現できます。日光の角度が変わるとレンガの見え方も変わり、色の組み合わせや配置を工夫することで、さまざまな雰囲気の演出が可能です。
レンガの基本色には赤、ピンク、茶色、灰色、白色といった種類があり、レンガを焼成する方法や硬化させるプロセスによって異なります。同じ色味のレンガであっても、一つひとつが独特な表情を持ち、同じものはありません。そのため、レンガは個性的なお庭の演出に欠かせない要素となっています。
エ外構工事でレンガを使用するコツと注意点
レンガは外構のさまざまな場所で用いることができます。
たとえば玄関エリアにレンガを活用することで、見た目と雰囲気を大きく変えられます。異なる色のレンガを組み合わせると、玄関から通路・ガーデン・駐車場など、エクステリア全体に彩りを加えることも可能です。
ここでは、エクステリアの魅力を大いに発揮できる、レンガ活用のコツをお伝えしましょう。
駐車場
駐車場をレンガで整備すると、お庭に対する面積も大きいため、一気に雰囲気を変えられます。
ただしその際は、土台となる地面をコンクリート基礎で固めることが重要です。これをおろそかにするとレンガの配置が乱れやすくなり、車の重さや摩擦によって隙間が生じ、結果としてレンガが破損するリスクが生じます。
駐車場を長持ちさせるためにも、地面はコンクリート基礎でしっかり安定させましょう。またレンガの敷設は均一に行うよう注意しましょう。
花壇・家庭菜園
レンガにみられる温かな雰囲気は植物との相性も良く、花壇や家庭菜園にレンガを巧みに使用すれば、花々をより引き立てられます。
花壇や菜園にレンガを使用する際はぜひ、直線的に配置するだけでなく曲線を取り入れたり、正方形に並べたりしてみましょう。工夫次第でユニークなデザインや、洗練された外国風の花壇・菜園も容易に実現できます。
注意点としては、寒い地域で利用した場合、吸水性の良いレンガだと凍結してひび割れることがあるという点です 。
レンガの種類にもよるため、必ず事前に使用するレンガの性能を確認しましょう。
塀やフェンスなど
最近人気があるヨーロッパ式の外観は、花壇だけでなく門柱や塀にもレンガを取り入れており、住まい全体に温かみと魅力を与えてくれます。
このとき、レンガの積み方に工夫を凝らすことで、窓や通風口を設けることができます。閉塞感のない、開放的な壁面を作ることができるのでおすすめです。
また、フェンスの土台としてレンガを使うことでデザイン性が向上し、自然光の取り込みや風通しを改善させる方法もあります。
ただし耐震強度などを考えると技術や知識が必要なため、道路や隣家に面した塀の施工はDIYを避け、不安なときは専門業者に相談しましょう。
外構工事でレンガを使用するときの費用
外構工事でレンガを使用する場合にかかる費用は、およそ次のとおりです。(※いずれも1平方メートルあたりの単価)
・エクステリアなどへの敷設:約15,000円~30,000円程度
・塀などの積み上げ:約8,000円~20,000円程度
この金額幅は基礎工事の内容や、使用するレンガのタイプによって変動します。
たとえば、一般的な赤レンガよりも機能性のある焼きレンガなどを選ぶと、コストも相応に高くなる傾向に。
また単純な花壇を作るときは比較的安価ですが、装飾的なデザインを加えたり、耐震対策を施したりする場合は難易度に応じて別途費用が発生します。
まとめ
外構工事におけるレンガの活用をまとめると、次のとおりです。
- レンガはデザインや機能が豊富で、耐久性も良く、個性的なお庭の演出を長期間楽しめる
- 駐車場や塀、花壇などエクステリアのあらゆる箇所に利用可能
- 費用はレンガの種類や工事の範囲により異なるが、1平方メートルあたり15,000円~30,000円が目安
- レンガを外構工事で使用するためには、基礎工事や設置環境の配慮が必要
レンガはその汎用性や色味、質感によってさまざまなデザインに応用でき、おうち周りを演出する人気の素材です。
そして機能面から見ても、遮音性や断熱性に優れており、外構工事にうってつけの素材といえます。
ただし、用途や利用環境によっては、頻繁にメンテナンスや耐久性を考慮する必要があります。
レンガはホームセンターなどでも購入できますが、選定に迷ったらプロの意見を参考にするのも良いでしょう。
株式会社ワンガーデンでは、ご要望の用途に最適なレンガ選びのご相談からご希望に沿ったデザイン・設計まで、一貫して自社職人が対応いたします。
ご予算にあわせたご提案も可能です。
外構やエクステリアの工事をお考えの場合は、ぜひ当社へご相談ください。
千葉市、市原市、四街道市、八千代市、習志野市で外構工事・エクステリア工事なら株式会社ワンガーデン
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