ー今こそ住まいにフェンスを！エクステリア工事の注意点も紹介ー

家のセキュリティを強化するうえで、近年フェンスへの関心が高まっています。フェンスは、家の見栄えを良くするだけではなく、セキュリティやプライバシーの保護にも役立つ便利なエクステリアです。

 

本記事では、フェンスを設置するメリットや、エクステリア工事を依頼するときの注意点を紹介します。またブロック塀のメリット・デメリットも解説しますので、その魅力を深く理解できるでしょう。家の防犯性を高めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

家にフェンスを設置するメリット

住宅のエクステリア工事においてフェンス設置が注目を集めていますが、「なぜ注目を集めているのか」「どのようなメリットがあるのか」興味がある方も多いでしょう。以下では、エクステリアとして取り入れるメリットを紹介します。

 

セキュリティの向上

家を囲うように設置することで、侵入者の進入を阻止する効果が期待できます。種類によっては、防犯カメラやセンサーライトを追加することも可能です。そのため自宅を留守にする機会や、子どもが一人で家にいる時間が多い場合などで、住宅のセキュリティ強化を求める際には設置を検討すると良いでしょう。

 

プライバシーの確保

隣接する家や通りからの視線を遮り、プライバシーを守る役割もあります。塀のように完全に視界を遮断したくない場合でも、適度に隙間を確保しつつプライバシーを守れます。

 

外装デザインの向上

オシャレなデザインのタイプを設置することで、外装デザインの向上も可能です。例えば木目調やパネルタイプのものであれば、住宅の外観を魅力的に引き立てられるでしょう。住宅の外壁やその他の外装要素と調和するデザインを選ぶことで、家全体の魅力を一層高められます。

 

フェンスをエクステリア工事に依頼する際のポイント

以下では、フェンスの設置をエクステリア工事業者に依頼する際のポイントを2つ紹介します。

 

施工業者の選定

エクステリア工事は専門的な知識と技術を要するため、信頼できる施工業者を選ぶことが重要です。フェンスだけでなく庭のデザインや玄関の整備を同時に依頼する場合は、デザイン性を重視した業者選びが欠かせません。魅力的なデザインを実現するためにも、施工業者選びには特に注意が必要です。

 

予算の設定

デザイン性を重視したエクステリア工事は、高額になる傾向にあります。そのため事前に予算を設定し、その範囲内で施工を行うようにしましょう。

 

フェンスの素材には多種多様な選択肢があり、木材やアルミニウムなど素材によって価格が異なります。予算に応じて素材を選定することで、お財布にも優しいエクステリア工事が可能になります。

 

フェンスの種類

フェンスには多様なタイプが存在し、それぞれ特徴があります。以下では、代表的な種類を紹介します。見た目だけではなく、耐久性やコストも異なるため、慎重に選ぶことが重要です。それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。

 

木製フェンス

木製タイプは、自然な見た目と温かみが魅力です。自然素材のため、質感も楽しめる良さがあります。ただし腐りやすいのがデメリットです。また金属製に比べて耐久性が劣ります。特に雨や雪には弱いので、設置する際は注意が必要です。

 

アルミフェンス

アルミタイプは、耐久性が求められるエクステリア工事で広く使用されています。カラーやデザインのバリエーションが多く、耐用年数も木製のものより長いのがメリットです。そのため長期的なコストを考慮すると、アルミタイプは経済的な選択といえます。

 

スチールフェンス

スチールフェンスはアルミタイプと同じく金属系ですが、価格の面でより経済的です。ペット用としても利用されることが多く、頑丈さが大きなメリットです。

 

コンクリートフェンス

コンクリートフェンスとは、上側が金属や木製フェンスで下側がコンクリートブロックのものです。コンクリートで土台を形成することから、耐久性と高い防犯性を両立します。

 

ブロック塀とは異なり、デザイン性もあります。目隠しを求める方やスタイリッシュなデザインを好む方におすすめで、コンクリートのデザインが駐車場と馴染みやすいのも魅力の一つです。

エクステリア工事でフェンスを設置する方法

エクステリア工事でフェンスを設置する場合、大きく分けて「基礎工事あり」と「基礎工事なし」の2つがあります。以下では、それぞれのメリットやデメリットを紹介します。

 

基礎工事あり

一般的に採用されているのが「基礎工事あり」の方式です。基礎があることで安定性を高め、既存の外構に追加することで境界線をしっかりと区切ることが可能になります。基礎工事を行うことで強度と耐久性が向上し、耐震性も強化されます。

 

基礎工事なし

一方で「基礎工事なし」は、設置が手軽でコストを抑えられるメリットがあります。ただし、基礎工事を行うものに比べて、強度や耐久性が劣る点がデメリットです。簡易的に設置可能であるため、子どもやペットの安全を確保するための仕切りとして利用することも可能です。低コストであることが大きなメリットです。

 

ブロック塀のメリットは？【フェンス施工との比較】

エクステリア工事でフェンスを設置する際は、ブロック塀と比較すると良いでしょう。従来日本の住宅の多くで、ブロック塀が採用されていました。

 

ひと昔前はシンプルなデザインでスタイリッシュな家とは合わないものが多くありましたが、最近ではエクステリア需要に合わせるようにデザインに優れたブロック塀も増えています。そのため、家の外観や門扉や門柱とのバランスも取りやすくなりました。

 

ブロック塀も多様なデザインや素材から選べるため、採用する際にはじっくり比較することが大切です。

 

塀のメリット・デメリット

ブロック塀はフェンスに比べて目隠し効果が高く、防犯性にも優れているメリットがあります。一方で家全体を囲むと、閉塞感が出てしまうデメリットに注意が必要です。

 

そのため堀のデメリットをなくしたい場合には「セミクローズ外構」を選択し、開放感を持たせるような設計がおすすめです。塀を施工する際には、メリットとデメリットもしっかりと考慮に入れましょう。

 

まとめ

本記事では、フェンスのエクステリア工事について詳しく解説しました。エクステリアとして取り付けることで、セキュリティやプライバシーの確保、さらには外観の美しさを向上させることが可能です。

 

またエクステリア工事を進める前には、優良な施工業者を選び、予算計画をしっかりと立てるようにしましょう。