ーエクステリア工事で知っておきたい！デザインの基礎とはー

エクステリア工事は住まいの外構部分を美しいデザインで整えることですが、施工の際には一体どのようなデザインの基礎が用いられているのでしょうか。この記事では、今からエクステリア工事を依頼する方向けに、デザインの基礎について詳しく解説します。ぜひご一読ください。

 

エクステリア工事とはどのような施工をするのか

エクステリア工事とは、そもそもどのような施工を実施しているものでしょうか。簡潔にまとめると、エクステリア工事は「外構部分を、デザインを含めて整えること」を意味します。類似する工事として、外構工事も挙げられますが、外構工事は駐車場だけの整備や玄関周りだけの工事を請け負うことも多く、デザイン性が考慮されないこともあります。

 

一方のエクステリア工事では、デザインに重きを置いて表現することが多いです。建物とのバランスにも考慮が尽くされており、さまざまな「構成」を用いて施工を進めます。

 

エクステリアのデザインの基礎とは

エクステリア工事におけるデザインの基礎には、「構成物」を知っておくことがおすすめです。具体的には、外構部分を彩るアイテム、と考えておくと良いでしょう。たとえば、ウッドデッキやカーポート、手摺や階段、植栽やフェンスなどのアイテムが広く知られています。

 

また、優れたアイテムとして取り入れられているのは照明です。足元を照らす、などの機能性を高めるだけではなく、外観部分をライトアップしたり、防犯効果を高めるなどの効果もあり、重要視されています。

 

外構デザインには3つの種類がある

エクステリア工事においては、「外構デザイン」という考え方も基礎として知っておく必要があります。3つのデザインとは、クローズ外構・セミクローズ外構・オープン外構と呼ばれるものです。

 

この違いは、「囲いの有無」です。エクステリア工事では住まいを囲い込むような施工も頻繁に行われています。フェンスや塀、植栽を使って行います。プライバシー保護や地境の確定、防犯性アップなどを目的に行われています。

 

エクステリア工事を依頼する際の4つのポイント

エクステリア工事では、庭や玄関周りの整備、駐車場やスロープの設置など、さまざまな種類の工事を行うことが可能です。そこで、この章では実際に工事を依頼する際に知っておきたい4つにポイントについて詳細を解説します。

 

１．色彩

色彩は、エクステリアデザインの印象を大きく左右する要素です。外壁の色や、ガーデニングの雰囲気が壊れないようにエクステリア工事を行う必要があります。たとえば、ウッドデッキなどを中心に、「オーガニック」な雰囲気のデザインにしてほしい場合には、緑や茶系の色彩にマッチするような色合いを使うと良いでしょう。

 

２．形状

形状は、エクステリアデザインを決める上で重要な要素です。丸みのあるデザインを使うと、外観全体が柔らかな印象に仕上がりますが、角張ったデザインを導入すると、クールで引き締まったような印象へと変化します。エクステリアデザインでは、形状を組み合わせることで、さまざまな雰囲気を演出することができます。

 

３．素材

素材は、エクステリアデザインの質感を示す要素です。素材には、以下の3つの種類があります。

 

①自然素材：木や石などの天然素材を使用します。
②人工素材：金属やプラスチックなどの人工素材を使用します。
③無機素材：ガラスやコンクリートなどの無機素材を使用します。

 

ただの外構工事ではなく、エクステリア工事では素材にもとことんこだわることで、デザイン性を高めることがあります。アルミやコンクリート、木材など、さまざまな素材を組み合わせながら、素敵な外構部分の完成を目指します。

 

エクステリアデザインの重要性とは

外構工事という選択肢もある中で、あえてデザイン性を追究するエクステリア工事を行うメリットとは、一体どのようなことでしょうか。この章ではエクステリア工事の重要性について、4つの効果から詳細を解説します。

 

１．視覚効果

エクステリア工事では、外構部分全体を1つの空間と捉えてデザインを行います。まるでリビングや寝室のインテリアを決めていくかのように、素敵でおしゃれな空間を造るため、「視覚効果」が高まります。

 

住環境は大きく分けて、外部の人から見られる「外構部分」と、住まう人が日々目にする「内装部分」に分かれますが、外構部分を整えることは、住まいの顔となる部分を素敵にお手入れすることにつながります。心地よく、素敵なデザインは周囲の人からの評価も高まるでしょう。

 

２．機能性アップの効果

エクステリア工事では、家族の年齢構成に合わせたデザインを作ることも可能です。たとえば、高齢者世帯向けに外構を整えたい場合は、滑りにくい素材の床面を作り、スロープや階段の撤去、勝手口周りの通行性を高める工事などが可能です。外構部分全体の機能を上げるデザインの施工が可能です。

 

また、ご家庭で家庭菜園やガーデニングを楽しみたい場合は、土いじりができるスペースを生み出すことで、庭としての機能性を高めることもできます。

 

３．リフォーム効果

エクステリア工事では、従来の外構部分を丸ごとイメージチェンジすることができるため、リフォームの効果もあります。これまで物置や駐車場など、シンプルな設備ばかりだった部分も、エクステリア工事のデザイン力の手にかかれば、一気にイメージが変わります。高いリフォームの効果がありますが、意外と費用を抑えることも可能です。

 

４．プライバシー効果

デザイン性が重要視されるエクステリア工事では、おしゃれなフェンスや塀を活用することで、プライバシー効果を高めることも可能です。また、シェードやテラスの整備なども、視覚を使ってプライバシー効果を高めるために役立ちます。

 

失敗をしないエクステリア工事とは

失敗をしないようにエクステリア工事を実現するためには、業者側と密接な打ち合わせを行うことです。要望をきちんと伝えることで、「もっとこうすれば良かった」と言うトラブルを避けられます。また、デザインの段階で気になる点は、施工前に質問しておきましょう。

 

まとめ

この記事では、エクステリア工事のデザインについて、基礎知識について詳しく解説しました。エクステリア工事ではさまざまな施工が可能ですが、まずは施工前に基礎知識をしっかりと読み、後悔のない工事の実現を目指しましょう。エクステリア工事については、お気軽にご質問くださいね。