ーエクステリアのデザインコンセプトで統一感のある外構づくりを叶えるコツー

エクステリアのデザインコンセプトとは何か
エクステリアのデザインコンセプトとは、家まわりの外構をどんな雰囲気にしたいのかを言葉やイメージでまとめた「方向性」のことです。建物のデザインや家族の暮らし方に合わせて軸を決めておくことで、門まわり・アプローチ・駐車場・庭など、個別に決めがちな要素にも統一感が生まれます。
家全体の世界観をつくるための軸になる
エクステリアのデザインコンセプトが決まっていないと、「門柱はナチュラル」「フェンスはすっきりモダン」「ポストはかわいい北欧風」など、好みで選んだ結果ちぐはぐな印象になりがちです。
「シンプルモダン」「ナチュラルガーデン」「リゾート風」など、エクステリアのデザインコンセプトを先に決めておけば、選ぶ色や素材、形の方向性が整い、外から見たときの世界観が自然とまとまっていきます。
見た目だけでなく機能面も含めて考える
デザインコンセプトというとおしゃれさだけに目が行きがちですが、エクステリアの場合は毎日の使い勝手も欠かせません。
・車の出し入れがしやすいか
・自転車やベビーカーをスムーズに動かせるか
・洗濯物やゴミ出しの動線はどうか
といった生活面も踏まえたうえで、「すっきり暮らせる」「手入れが楽なナチュラル」など、エクステリアのデザインコンセプトを言葉にしていくと、実際のプランに落とし込みやすくなります。
デザインコンセプトを決める前に整理したいポイント
なんとなく好きな雰囲気はあっても、いざプランを考えようとすると迷ってしまう方も多いです。エクステリアのデザインコンセプトを固める前に、次のようなポイントを整理しておくとスムーズに方向性が見えてきます。
家族構成とライフスタイルを洗い出す
まずは、現在の家族構成と、これからの暮らし方をイメージしてみましょう。
・小さなお子さまがいて庭で遊ぶ予定がある
・共働きで日中は不在が多い
・趣味でガーデニングを楽しみたい
・休日は家でゆっくり過ごしたい
など、暮らし方によって重視したいポイントが変わります。子どもが走り回れる芝生をメインにするのか、手入れの少ないローメンテナンスな外構にするのかによって、エクステリアのデザインコンセプトも自然と変わってきます。
建物のテイスト・街並みとの調和を意識する
次に、建物のデザインを改めて眺めてみましょう。外壁の色や形、屋根のライン、サッシの色などをチェックすると、似合うエクステリアのデザインコンセプトが絞りやすくなります。
モダンな箱型の住宅には、直線を生かしたシンプルな外構がなじみやすく、瓦屋根や木目が印象的な和モダンの家なら、石や木を取り入れた落ち着いたデザインが映えます。周囲の街並みとのバランスも考えながら、「浮きすぎず埋もれすぎない」ラインを探っていくことが大切です。
予算と優先順位を決めておく
エクステリアのデザインコンセプトが決まると、つい「あれもこれも」と盛り込みたくなります。しかし、予算には限りがあるため、「必ず実現したい部分」と「余裕があれば取り入れたい部分」を分けて考えておくことが重要です。
たとえば、
・門まわりはデザイン性を重視したい
・庭は最低限のスペースを残して、あとから整える
など、優先順位をつけることで、限られた予算でもコンセプトに沿った外構に近づけやすくなります。
人気のエクステリアのデザインコンセプト例
ここからは、実際によく選ばれているエクステリアのデザインコンセプトをいくつかご紹介します。具体的なイメージがあると、業者に相談するときにも話が伝わりやすくなります。
ナチュラル&グリーンスタイル
木目調の門柱やフェンス、自然石風のアプローチ、ほどよく植えられた植栽がポイントのデザインコンセプトです。やわらかい色合いと緑が調和し、温かみのある雰囲気をつくってくれます。
「自然を感じながら暮らしたい」「庭で過ごす時間を大切にしたい」という方に人気で、建物のテイストを選ばず取り入れやすいのも魅力です。エクステリアのデザインコンセプトとして「四季を感じる」「木や石を楽しむ」といったキーワードを設定すると、プランが組み立てやすくなります。
モダン&シンプルスタイル
白やグレー、ブラックなどのモノトーンを基調とし、直線的なラインを強調したシャープな印象のスタイルです。コンクリートやタイル、金属フェンスなどを組み合わせることで、スタイリッシュな世界観をつくれます。
「スッキリした外観にしたい」「余計なものを置かずにミニマルに暮らしたい」といった方に向いているエクステリアのデザインコンセプトです。照明やポストなど、ポイントでアクセントカラーを入れると、シンプルながらも個性が引き立ちます。
リゾートライク・カフェ風スタイル
ウッドデッキやテラス、ラタン調の家具、植栽のボリュームなどで、非日常感のある空間を目指すデザインコンセプトです。タイルテラスと植栽を組み合わせることで、リゾートホテルのような雰囲気を演出することもできます。
休日にゆったりコーヒーを飲んだり、家族や友人とBBQを楽しんだりするイメージがある方にぴったりです。エクステリアのデザインコンセプトとして「家にいながらくつろげる」「外で過ごすリビング」といったキーワードを掲げると、過ごし方を軸にした外構計画がしやすくなります。
コンセプトを形にするためのデザイン要素
エクステリアのデザインコンセプトが決まったら、それを実際のプランに落とし込んでいきます。同じコンセプトでも、素材や色、ラインの取り方によって印象が変わるため、いくつかの要素を意識しながら検討していきましょう。
素材とカラーコーディネートをそろえる
外構でよく使われる素材には、コンクリート、タイル、レンガ、自然石、木調材、金属フェンスなどがあります。エクステリアのデザインコンセプトに合わせて、使う素材を絞り込み、色数を抑えるとまとまりが出やすくなります。
たとえばナチュラルスタイルなら、ベージュ系の自然石とブラウンの木目調フェンス、モダンスタイルなら、グレーのタイルとブラックの金属フェンスなど、2〜3種類の軸となる素材に絞るイメージです。色のトーンも「淡い色でまとめる」「濃淡をはっきりつける」など、ルールを決めておくとバランスが取りやすくなります。
ラインと高さのバランスを意識する
エクステリア全体を見たときに、水平ラインと垂直ライン、高さのバランスが整っていると、すっきりとした印象になります。門柱・フェンス・植栽の高さや、アプローチの幅、階段の段数などをトータルで調整することが大切です。
エクステリアのデザインコンセプトがモダンであれば、まっすぐなラインをそろえてシャープさを強調し、ナチュラルであれば、ところどころに曲線を取り入れて柔らかさを出すなど、ラインの取り方でコンセプトを表現することができます。
照明と植栽で夜の表情をつくる
日中の見た目だけでなく、夜の雰囲気もエクステリアのデザインコンセプトに影響します。アプローチや門柱、シンボルツリーを照らす照明をバランスよく配置すると、暗くなってからの表情が一気に豊かになります。
たとえば、ナチュラルなコンセプトなら、あたたかみのある光で植栽をふんわり照らし、モダンコンセプトなら、ライン状のライトやスポットライトで陰影を強調するなど、光の演出でコンセプトをより明確にできます。
エクステリアのデザインコンセプトで失敗しない進め方
最後に、エクステリアのデザインコンセプトを決めてから工事完了までの流れで、後悔を減らすためのポイントをまとめます。最初のイメージを大切にしつつ、プロの意見も取り入れながら進めていくことが成功への近道です。
イメージは言葉+写真で共有する
業者に相談するときは、「ナチュラルな感じ」「シンプルでおしゃれ」などの言葉だけでは、人によってイメージがずれてしまうことがあります。
そこで、インターネットやカタログ、SNSなどから「好きな外構の写真」をいくつかピックアップし、「この雰囲気が近い」「この門柱の色が好み」など、具体的に伝えるようにしましょう。エクステリアのデザインコンセプトを簡単なメモにして一緒に渡すと、提案してもらえるプランの精度も上がります。
コンセプトから外れていないか途中で確認する
打ち合わせが進むと、「せっかくならこれも」「ついでにここも」と、あれこれ追加したくなる場面が出てきます。そのたびに、最初に決めたエクステリアのデザインコンセプトに立ち返り、「この変更はコンセプトに合っているか」「全体のバランスは崩れていないか」を確認することが大切です。
プラン図を俯瞰して見たり、色付きのパース図を依頼したりしながら、「家全体としてどんな印象になるのか」をチェックしましょう。コンセプトがぶれなければ、細かな変更があっても、トータルとして満足度の高い外構に仕上がりやすくなります。
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